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オーストラリアのゴールドコーストへの不動産投資について

ユーザーアイコン 2017.11.17 08:13 しょういちろうさん
海外不動産投資を考えているのですが、アジア各国は詐欺被害だったり、失敗するケースが多い印象がありどうも素人的には手が出しづらいと思っています。そこで、オーストラリアでも昔話題にもなっていたゴールドコーストはどうかと考えていますが、ご意見いただけないでしょうか?
A
オーストラリアのゴールドコーストへの不動産投資について
アドバイザーアイコン
リン・玲子・レインズ
日豪コンサルティングサービス

2017.12.05 09:42

日本の方は、距離的、精神的にアジア諸国は身近に感じられ、オーストラリアなどより、不動産投資の対象の国として選ばれる傾向が強いようですね。また、物件の視察をするにしてもより近く、時間的にもコスト的にも魅力があるのかと思います。でも、詐欺被害などが発生しているということになると、問題ですね。 オーストラリア、特にゴールドコーストは、1980年代には、日本からの不動産投資ブームで、大京なども独自の不動産会社を設立して、日本人対象に売りまくるという事態になりました。その当時、急に完成した住宅やマンションが日本人にどんどん買われて行くので、それを規制する法律もできましたが、日本のバブル経済の崩壊までは、ブームが続きました。 また、ゴールドコースト以外では、マカデミアナッツの農場その他のコマーシャル物件に投資される方もありました。 日本の銀行から、日本の不動産の価格は上昇し続けるので、日本で持っている不動産を抵当にしてお金を借り、オーストラリアなどの、海外不動産に投資してくださいと勧められたのですが、どうでしょうかという質問を受けることも良くありました。その結果、バブル経済の崩壊とともに、貸付金の返済を求められ、多くの方が、大変な損害を被るという結果になってしまったのは、とても残念なことです。 何に投資するにしても、ハイ・リスク、ハイ・リターンというのは常識で、見返りが大きければ大きいほど、リスくは大きくなります。ですから、どんなリスクがあり、自分はそのリスクに耐えられるかどうかを良く考えて投資先を決めるべきです。 その点から観ると、どうも日本の方々は、自分が先頭に立って何かをやり出すのは苦手ですが、他の人がしていると、それに続くのは簡単にされるようですね。これば、今般アジア諸国の不動産投資のブームにも表れているのではないでしょうか。 当時、ゴールドコーストでマンションに投資をされた方の中には、周りには投機を考えて何も良くわからず投資をした結果、大損を被ったという話を聞くが、自分は、ゴールドコーストが好きで、いずれ、定年退職をしたら、1年のうち何か月かは、こちらで過ごしたいと思ったので、投資したというケースもあります。この方たちは、現在まで持ち続けた結果、今の不動産ブームで、不動産価格が上昇し、喜んでおられます。 不動産の価格はある周期で上がったり、下がったりしますが、下がった時に手放さねばならなくなり、大損をするというのを、いかに避けるかということです。結局、ハイ・リスク、ハイ・リターンを目指すのか、見返りは少なくとも長期の安定したものを、目指すかですね。 ゴールドコーストは、日本からの投資がストップした後、長い間、下積み状態でしたが、現在は、最初、シドニーやメルボルンの不動産に集中して投資していた中国人や中国の企業が、その異常な価格上昇のため、それらより、ずっと価格の安い、ブリスベンやゴールド・コーストに焦点を移して来ています。いずれ、ゴールド・コーストは中国人のドバイになるとまで言われるほど、色々な開発事業計画も進んでいます。 特に2018年4月にはコモンウエルス・ゲイムズがゴールド・コーストで開催されるため、これが、ゴールド・コーストを世界的に宣伝できるこの上無い機会であると、政府、企業、民間で、盛り上がっています。確かにブリスベンもコモンウエルス・ゲイムズが1982年に開かれたのが、その後の成長に繋がったと言えます。 短期の投機を狙うのではなく、資産の分散を目標に長期で投資をされるのであれば、ゴールドコーストは、良いターゲットになると思います。また、ゴールドコーストと言えばサーファーズ・パラダイスと考えがちですが、その周囲にも開発の進んでいる地域が色々あり、価格もサーファーズパラダイス周辺より安価ですので、長期を考えれば、その地域も考慮するべきですね。ブリスベンでも、市の中心やその周辺は価格が高騰して来ていますので、郊外に目をむける傾向が出て来ています。