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オーストラリアの進出コンサルティング

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コラムサムネ

オーストラリアの進出コンサルティング

2017.10.19

現地生活35年のコンサルタントに聞く、オーストラリアの生活とビジネス


こんにちは、日豪コンサルティングサービスのリン・玲子・レインズです。日本企業のオーストラリア進出や、現地での生活からビジネスサポートまで、あらゆる相談に答えてきました。オーストラリアのゴールドコーストで生活し、日本へ4年間帰国した後、ブリスベンに戻り、現在はゴールド・コースト、早35年以上になります。これから複数回に渡り、現地で生活しなければ分からない文化や商習慣など、皆様のオーストラリア進出や移住に役立つ情報をお届けします。少しでもお役立て頂ければ幸いです。

今回は私がオーストラリアに移住した経緯や、私が携わってきたことをご紹介します。

■オーストラリアに移住した経緯

元々私の主人が、香港の
キャセイパシフィック航空の一等航空技師として働いていた関係から、香港で2年間専業主婦として過ごしました。私の主人はオーストラリア人でしたから、主人の定年退職のタイミングでゴールドコーストに移住したことが、今に至るきっかけです。

ゴールドコーストに住み始めてから2年間は、全く日本人と出会うことはありませんでした。もともと、ゴールドコーストというところは、シドニーやメルボルンでお金を儲けて退職後に居心地良く暮らしたいという人が住む場所です。あるいは学校を卒業した若者が4~5人でシェアハウスを借りて一緒に住むこともあり、経済的に差がある人々が入り混じって生活している地域でもありました。

■突如として増えた日本人による不動産投資

しかし、
1986年に日本の通商産業省〔当時〕が提唱した『シルバーコロンビア計画』がスタートしたことを契機に、急に日本人の移住者が増え始めました。

今の若い方はご存知ないでしょうが、バブル景気で急激な円高が進んでいたことで、スペインやオーストラリアといった物価の安い国でリタイア後の第2の人生を豊かに暮らそうというプログラムがあったのです。
当時は、オーストラリアを日本の姥捨て山にする気かと言われていたこともありました。
例えばオーストラリアンズ〔オーストラリアの全国紙です〕では日本の投資と移住に対する風刺漫画まで掲載されるほどでした。日本人がオーストラリアに船で向かってくる様子を描いたもので、「あれが私のオフショアゴールコースだよ。」と指差す、という内容でした。

ある晩ニュースを見ていたら、ゴールドコーストへ日本人の団体がバスに乗ってきて“For Sale” と看板の出されている住宅を次々と買っていきました。まともに家の中をも、見ずに。当時は日本と比べると物価が違い、物件価格が格安だったからです。
その時は、これからすごいことになると思って見ていました。ところが実際は一時的なブームでしかなく、その勢いは次第に衰えていきました。日本のお年寄りの多くが、最期は日本で迎えたいという思いがあるのでしょう。数年暮らした後に日本に帰る人もたくさんいました。医療面での心配も背景にあったのでしょう。
一方で台湾人や中国人、韓国人は、海外に住んだらそのまま定住して、一族ごと住むケースが多いですから、同じアジア人でもその点は大きく違いを感じますね。

■オーストラリアでのビジネスを始めたきっかけ

元々私は、専業主婦としてオーストラリアに移住してきましたから、初めからビジネスをしようと思っていた訳ではありませんでした。
この頃、私以外には日本語と英語をネイティブレベルで話す人がおらず、地元のディベロッパーや日本人でビジネスをしたいという人達から通訳などの相談を受けるようになりました。 こういったニーズがもっとたくさんあるのではと考えて、現地の日本人向け新聞、『日豪プレス』に広告を出したことが今に至るスタートでした。
私は弁護士でも公認会計士でもありませんから、いわゆる一般的なビジネスや生活の中でどこから手をつけたらいいか分からないという問題への対処を、幅広い分野で行ってきました。

あるとき、ブリスベンで脳外科医の集まるコンベンションがありました。そのときに世界でも
5本指に入ると言われた日本人脳外科医も参加していました。それを見た、治療不可能と言われた脳腫瘍を患う子どものお母さんから、その脳外科医に面会したいという依頼を受けたことがあります。その脳外科医に依頼して、日本に行けばもしかしたら助かると思ったのでしょう。私はその医者との面識もありませんでしたが、すぐにコンタクトを取り、資金集めをして、お母さんと娘を日本へ連れて行き、診断を受けさせました。結局、すぐに手術は不要で、まさかの時にはすぐにその医師が手術をすると言われ、ゴールド・コーストにもどり、結婚もしたと聞いています。

他にも、離婚調停中に勝手に土地を売られてしまったという女性から、どうすれば分からないから助けてほしいという相談を受け、こちらの弁護士を立てて、勝訴したこともあります。
教育分野、不動産業界、食品業界など幅広いビジネスマッチングからアテンド、ネゴシエーションまで請け負ってきました。

専門的な相談でしたら、会計士さんや弁護士さんに依頼されなければなりません。
ですが私は、そういった士業の人達では出来ないような、自分の知識と経験を生かしたコーディネーターという立ち位置で解決をしています。

■クイーンズランド商工会議所の会頭を務める

コンサルタント業とは別に、
6年間クイーンズランド日本商工会議所の会頭を務めていました。これは、日本の商工会議所とは全く関係のない機関です。
日本人がどんどんゴールドコーストへ進出してきた際に、クイーンズランド現地で発足した、日本に関心のある企業が立ち上げました。
ブームに乗っているときには活気がありましたが、移住ブームが去るとメンバーも一気に減っていきました。私も友人に誘われて参加しましたが、何の活動もしない会になっており、私もやめようと思っていました。

ところが、この会の立て直しのために会頭になってくれないかという申し出を受けることになり、なんと
6年もの間、会頭を務めることになりました。やるからには絶対に立て直そうという気持ちで、24まで減っていたメンバーも、会頭の任を退くまでに、120ほどに増やすことが出来ました。

クイーンズランド日本商工会議所は非営利団体ですので、一切の報酬を受け取らずにボランティアとして働いていました。英語と日本語をネイティブレベルで話し、日本人とのネゴシエーションまでを十分に出来る者も私以外にいませんでしたから、主導になって段取りをし、日本へのビジネス・ミッションも連れて行きました。ブリスベンの姉妹提携都市でもある埼玉県、川崎市を始め、東京でもセミナーを行い、名刺交換からその後のフォローまですべてこなし、大変忙しい日々でした。

会頭を務めていた時、某大手ハウスメーカーがオーストラリアに進出しました。現在オーストラリアには他の日本の大手ハウスメーカーが進出していますが、その当時はまだ注目されていませんでした。
2000年初頭に撤退したハウスメーカーも再び展開を始めています。
このハウスメーカーの現地法人の代表に商工会議所でのセミナーの講演者になって頂く依頼をし、ニューサウスウェールズ州のシドニーに本社を構えていましたが、わざわざブリスベンまで社員も連れて来て頂き、盛大な会を催すことができました。

 今ではオーストラリアの数カ所で大きな開発業に携わっていますが、最近では、ブリスベンの市に隣接したウエストエンドで、7棟のビルに1,500戸の住宅(これは日本でいうマンション、すなわちアパートのことです)の建設が始まっています。

■現在のゴールドコーストをはじめとする地域

日本人の移住ブームが去った現在のゴールドコーストはというと、世界中どこでもそうですが、中国人による投資が増えています。今は、不動産投資にしてもビジネスにしても、何をとっても日本よりも中国ばかりが注目されてしまっており、日本人として残念に思っています。

ゴールドコーストの大きなホテルは日本企業が開設しましたが、すべて、オーナーは、変わりました。今では、中国人の観光客が増え、サービス面でも中国人に受けるものを取り入れるという強い傾向があります。
先週、中国のムーンフェスティバルという、日本のお月見にあたるもののようですが、中国では旧正月に次ぐ大休暇ということで、それをお祝いする夕食会がロイヤルパイン・リゾートという、やはりもとは日本企業がオープンしたホテルで、ゴールドコースト・チャイニーズ・アソシエーションの主催で開かれました。850人近い参加者でした。

2011
年に、日本のハンバーガーチェーン、モスバーガーがクイーンズランドのサニーバンクに1号店をオープンしました。これも、台湾のモスバーガーのフランチャイズのオーナーが、モスバーガーを是非オーストラリアでと考え、出店したものです。サニーバンクという地域は台湾人がオーストラリアに移住して来た際に皆その地域に住み、今では、実にチャイナタウンになっています。アジア系や日本の食品などが手に入りやすい、また、アジア人が回りに住んでいる方が良いと考える日本人などが、けっこう、この界隈に住んでいます。

アパレルでは
HMやザラなど、日本でも人気のカジュアルブランドがオーストラリアでも人気ですが、その中でユニクロは日本に比べて品数が少ないですが、品質の良さと価格で、現地人にも受け入れられています。

一部の日本企業が活躍していますが、私はもっと多くの日本人や日本企業にオーストラリアの魅力やメリットを知って頂き、進出のきっかけにしてほしいと思っています。

個人レベルでは、日本の気候の悪い時は、ゴールドコーストで過ごされるという定年退職された御夫婦にもお会いしますし、特に中国人に多いのは、向こうの空気が大変汚染されているので、子供の将来を考えて、御主人は中国で仕事を続けますが、子供だけ、あるいは奥様と子供をオーストラリアに住まわせるというケースもよくあります。東北大震災の後では、日本にすべての資産をおいておかず、オーストラリアなどにも分散したいという方にも相談を受けました。

私は、誰よりも長い経験と人脈を武器に、どういった分野のオーストラリア進出でもサポートが可能です。まずはお気軽にご相談頂けることを楽しみにしています。

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