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バングラデシュって一体どんな国?

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 皆さんは「バングラデシュ」と聞くとどういった国というイメージを持たれるでしょうかインドに近くてカレーが多いとか、国旗が日本と近い、ぐらいかもしれませんね。

まだまだ日本人にとって、あまり知られていない国です。

今回はそんなバングラデシュについて、概要をお話します。

バングラデシュの概要

 バングラデシュは南アジアに位置し、インドとミャンマーに接する国です。実は国民はヒンドゥー教徒が多そうなイメージですが、イスラム教徒が90%を占めています。
人口は1億5000万人と、実は日本よりも多く、面積は日本の半分以下しかありません。元々がイギリスの領地であり、英語を使用することが出来る人が多数存在します。 使用される言語はインドのベンガル地方と同じベンガル語ですが、元イギリスの植民地だったこともあり、英語を話せる人も少なからずいます。

経済的には、低所得でありアセアン諸国の中でも貧しい国に分類されており、首都ダッカは住みにくい国NO2という不名誉な称号を得ています。 

進出のメリット
~労働人口の多さ~

バングラデシュといえば、 1億5000万人というその労働人口の多さが第一の魅力であり、ミャンマーやカンボジアなどと同様に、工場の進出が増えています。特に縫製産業では、各国から投資が集まってきています。

アジアの主要都市や中近東を歩いていると、必ずといっていいほど出くわすのがバングラデシュ人の出稼ぎ労働者。その数は7千万人ともいわれており、彼らが稼いだ莫大なマネーが、バングラデシュ経済を支える生命線となっています。

バングラデシュに近い水準の国では、ラオスがありますが、人口が全く違います。ラオスは600万人程度しかおらず、労働者の確保が難しいという点で進出のメリットは非常に低いです。労働集約型の紡績業が盛んなのは、大量の労働力を安価で雇用できる環境があるからといえます。

~以外と多い富裕層の数~

 バングラデシュというと、アジアでは最もまずしい国という印象がありますが、実際には首都ダッカでみると、人口1300万人のうち300万人が富裕層であり、今後も増加していくことが考えられます。

また、親日国、というのは大きなメリットといえるでしょう。JETROの調査によると、好きな国のランキングで、アメリカに次いで日本は2位という結果が出ています。イギリス植民地だったこともあり、英語も通じるのでビジネスシーンで困ることは少ないでしょう。
 

進出のデメリット
~発達の遅れているインフラ設備~

進出のデメリットは
根本的にエネルギーインフラが整っていないことが、成長の足かせとなっています。
年5~6%のGDP伸び率は確か高水準ですが、電力インフラさえ整っていれば、より早い経済成長が見込めます。

また、中長期的なプロジェクトがなかなか実行されないとうデメリットがあります。

これには、政権交代が五年おきに起こるためで、お互いの利権によってなかなか思うように進みません。国土も日本の4割程度しかないため、工業団地などもたてづらく、発展を阻害しています。また、土地の所有権が複雑であり、地主との交渉も土地の確保を難しくする要因となっています。また外国資本を歓迎しない動きが一部で存在することも事実です。

また、輸入関税が高い、LC決済の支払いが遅れるなどデメリットは数多く存在します。
交通面でいえば渋滞がひどく交通インフラが整っていないことに加えて、交通マナーも悪く違法駐車が横行しています。

生活面で見ると、熱帯性の気候は日本人にはなじみがたく、苦労することになります。治安でいうと、テロ被害などはないため比較的安全ですが、政権同士で激しくしのぎをけずっているため、政治の安定は求められています。

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