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第9章 システム開発におけるテスト(試験)報告書の作成

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職種: 情報通信業,専門・技術サービス業,その他
こんにちは、IT業務コンサルティング渡辺事務所代表の渡辺達文と申します。
私はシステム会社に勤めた後、2012年に独立しました。現在は、国内外の企業団体様に対し、ITを中心とした業務コンサルティングや企業顧問等をさせております。

本連載コラムでは、ビジネスの現場ですぐに活用出来るMS OfficeのWORD、EXCEL、POWER POINT等のスキルを身につけていただきます。

今回は、システム開発のテスト報告書の作成方法について、です。「バグ発見 賞金」でググってみてください。試験について学ぶ前に、バグを見つけることに関する賞金について調べてみてください。

なぜ、企業は賞金を出すまでしてバグを取る必要があるのでしょうか。

バグがあると…
思ったように動作しない
情報が流出する
事件/事故につながる
という現象が発生する可能性があります。そして、これらの現象により、企業は
社会的信用の失墜
原因究明や問題解決をするためのコスト負担
様々な形での制裁
に見舞われることがあります。バグを100%なくすことは出来ないといわれていますが、可能な限りバグをなくし、製品の品質を高める努力をすることは、事業を継続するうえで必要です。

V字モデルという一般的なモデル
設計(ちゃんとしたものを作るための準備をする工程)とテスト(ちゃんとしたものができたかどうかチェックする工程)とを対応させることにより、作ったものがちゃんとしているかを確保するモデルです。

テストは、このV字モデルの右側にあります。
なお、テストは、「試験」とも言います。 共通フレーム2013概説 - ソフトウェア高信頼化 IPA
(sec.ipa.go.jp/users/seminar/2013/seminar_tokyo_20130802.pdf)より

グループディスカッション「良いテストと悪いテスト」について(10分+5分)

テスト(試験)のやり方は色々とありますが、その中でも、良いテストと悪いテストがあります。良いテストだと、効率的にバグを検出して、製品の品質を高めることができます。
悪いテストだと、コストの割にバグが見つからず、製品の品質を高めることができません。まず、各々が良いテストと悪いテストについて調べたのち、グループでディスカッションしてください。

ヒント…関連する用語としては、ソフトウェアテスト、システムテスト、アプリケーションテストなどがあります。

バグの報告書について


テスト(試験)や運用をする中でバグを発見したら、バグ報告書というものを作成して、バグの対応をしてくれるチームに連絡します。
この時、どのように報告をするかというのはとても大切です。
たとえばウェブサイトのバグを発見したときに「このサイト、なんか動きがおかしい」と伝えても、何が問題でどう対応したらいいのか、さっぱり伝わりません。

バグを発見した人がバグの原因まで推測する必要はありませんが、「どういうバグなのか」相手に伝わるように報告書を書くことは大切です。

グループディスカッション「良いバグ報告書と悪いバグ報告書」について(10分+5分)
先ほどと同じく、こちらもグループディスカッションしてみてください。

まず、各々が良いバグ報告書と悪い報告書について調べたのち、グループでディスカッションしてください。

【課題901】バグ報告書の作成(目安時間10分~)

次のページにあるバグ報告書を作成してください。

【課題901+α】バグ発見ワーク

実際にバグを見つけて、バグ報告書を作成してください。
対象は自由に設定してください。自社サイトや、自社システムでも良いですし、あなたのスマホでも、何かのウェブサイトでも構いません。

どのようにバグを探すか作戦を立てて、バグを発見してください。

もし、バグを発見できたら、報告書に必要十分な記述して終了してください。(見つからなければ、切りの良いところで終わりにして大丈夫です)




次回は第10章 情報システムのマニュアル作成について解説します。

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