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タイへの飲食店を展開する際の注意点

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職種: 専門・技術サービス業

今回は、アジアの中でも比較的進出しやすい「タイ」への飲食店進出について注意すべき点をいくつか解説したいと思います

タイへの飲食店進出条件
資本金200万バーツ
従業員 4名以上
給与 5万バーツ以上
給与に関しては、仮に3万バーツでも問題はない。5万バーツ分の税金を納めれば法律的には問題にはならない。
ライセンスに関しては、飲食店のラインセンスとリカーライセンスが必要になる。
営業時間に関しては、エリアによって規制がある。24時間営業は今後は認められない。



出展:Sabaijai Consulting Co.,Ltd.
http://sabaijaicons.com/restaurantbussiness.html

BOI
タイでは、BOI(Board of Investment、通常「タイ国投資委員会」と訳される)という組織が存在する。BOI企業と認可されると、就労許可(ワークパーミット)やビザ取得の円滑化、最大8年間の法人税の免除など、税制上及び非税制上の様々な便益が付与される。
製造業などが特に認可されやすい企業である。
飲食店は残念ながら認可されない業種になります。なので、現地では日本人は責任者つまり店長でしか働くことが認められない。
ホールスタッフなどでは、働くことができないのである。

退職理由
タイ人を採用しても、採用したその日に来ない、1週間で連絡がなく辞める。そういったことは日常茶飯事にあります。出勤時間に遅刻することも当たり前のようにあります。現地のスタッフに対しての考え方についてはこれらのことを前提に考え、そうならないようにするにはどうしたらいいのかという施策を行う必要がある。

内装・資材
の企業選び
タイにある日系企業にお願いするケースが多いが、もちろん値段は高くなる。
では、その分の付加価値はあるのでしょうか。
実は、タイの企業ではなく日系企業に依頼しても付加価値はさほどないのです。
タイにいる日本人だから価値観が同じだろうという先入観がある。ここは注意が必要である。価値観が同じの日本人がいると思わないほうがよい。
スピード・時間に関しても、作業しているスタッフはどの企業でもタイ人だから変わらない。
クオリティについては、チェックする担当者が日本人であり、しっかり行っている場合であれば付加価値がつくと言えます。

オープン後
タイではソフトオープンというのが一般的に行われている。開店の準備が全て整っていなくてもオープンさせてしまいます。理由としてはお店として機能する部分が整ったのならお客様をいれてしまい、スタッフのオペレーションのトレーニングや売り上げをつくるというのが理由です。2週間から1か月ぐらいたったらグランドオープンさせる。
しかし、これはお奨めできないオープンの方法です。
何故なら、日本では当たり前ですがクオリティの高いお店だからリピーターになるわけで、とりあえず開店したお店ではリピーターには繋がらないからです。
なので、タイでは当たり前のことでも決してやるべきではなく、日本でのプレオープンを行ったほうが良いということになります。

サービス
タイでは、目に見えない価値判断が苦手な風潮がある。苦手な理由はそもそもそういった考えがなかったのと、先の利益のために今があるではなく、今があるから先の利益があるという考えだからです。つまり、先のリピーターをつくるために今のサービスを改善させていくということにならないのです。
現在は、徐々にそのサービスというところに重点をおくお店が増えてきているが、まだまだ力をいれていないお店も残っています。
やはり、リピーターをつくりお店を繁盛させるには、高いサービス力が必須だということになります。

お金の管理方法
タイ人は算数の数値が低い為、計算が非常に苦手です。基本的なスピードは、仕事が10あったら日本人は1時間で10出来ても、タイ人は1時間で6しかできないというデータが取れています。
しかし、お金の管理が出来ないわけではなく苦手なだけということを忘れないでほしい。つまり教えればできるようになるってことです。

コミュニケーション
タイに駐在している日本人には、タイ人に対して壁をつくる人が多い傾向があります。
タイ人と文化が違う、言語が分からないなどやタイ人を下に見ているということから壁をつくってしまいます。なぜ下に見るのか。それは、給料が安いや時間通りに来ない、すぐに休むなどからそう見てしまう人が多いのです。
そうなると、お互いコミュニケーションをとらなくなり、人材教育などがスムーズにいかず店舗運営に支障が出るようになってしまうのです。
お店の運営を成功させるには、決して壁をつくらず必要以上にコミュニケーションをとるように心がけることが大事です。

勤務時間
日本は比較的1人あたりの勤務期間と勤務時間が長いですが、タイは法律に従わないとすぐに辞めていってしまうので、日本の飲食店でよくある忙しいから30分延長(残業)するということは、タイでは避けるべき行為です。
運営するうえで勤務時間にはかなりの注意が必要になります。

以上が、私がこれから日本からタイへ飲食店を出店する際に知っておいてほしい10のことになります。
是非、タイへ出店する際に役立てて頂きたいと思います。

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