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コラムサムネ

グローバル人材採用・育成

2017.09.20

「海外で働く」という選択肢を持つことの重要性 2

前回に引き続き、フィリピン・セブにて英会話学校CROSS×ROAD及び日本国内で海外キャリアコンサルティングサービスを提供するビヨンドザボーダー株式会社を経営する岡本琢磨さんに、海外就職する際の注意やポイントをお聞きします。



----------------英会話を教えるだけでなく、生徒のキャリアを考えて就職準備のサポートをされているとお聞きしました。それでは実際に海外就職を目指す方にどういったアドバイスをされていますか?

海外就職で注意してほしいのが、エージェントに言われたことを鵜呑みにしてしないで欲しいということです。例えばタイのキャリアアドバイザーに、「今の条件に当てはめると、タイで入れる会社はここしかありませんよ。」と言われたとします。そこで、じゃあ仕方ないから勧められた会社に就職しよう、という具合にエージェントに言われるがままに決めてしまうと失敗してしまうケースもあります。実際にそれで失敗している人を数多く見てきました。
タイのエージェントを通すとタイのことしか見えませんし、それは他国にも当てはまります。そもそもエージェントでさえ、自分の担当する国のことしか知らない場合がほとんどです。ですから、どうしても就職をしたい国が決まっていない限り、最初は1カ国に限らない方が良いと思います。もっと幅広く情報収集を行い、ご自身の今後のキャリアプランに合った複数国をターゲットに就職活動をされても良いかもしれません。また給料といった待遇だけを考えずに、もっと長期的な視点から考えていただいた方が良いと思います。
アジアに限って言うと、治安はほとんどの国で大きな問題はありませんが、生活面で合わず、ストレスを抱えてしまうこともあります。就職前に必ず数日でも現地に行くべきです。実際に就職しようとする国に行かずに就職先を決めてしまうことは、大げさではなく結婚相手を合わずに決めるぐらいのことだと思います。私は、人はそれぞれの価値観に沿ったキャリアを歩むことが大切だと思っています。なぜ、今このタイミングで海外で仕事をしたいのか?海外でキャリアを歩み始めた場合、その後のキャリアの方向性をどうするのか?きちんと考えてから転職を考えるべきです。場合によっては海外で就職をしない方が良い人もいます。大切なことは、戦略的にキャリアを描くということです。中長期的な視野に立って足場を築くことが大事ではないでしょうか。私はアジアでキャリアを積むという選択肢を多くの人に知っていただきたいと思っています。
アジアには、まだまだ世界を舞台に活躍できるチャンス、可能性が広がっています。

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海外就職をしたい人にとって、今の需要はどれぐらいあるのでしょうか?

あまり知られていませんが、海外展開をする企業が増えている影響もあって、日本人の求人はとても多いです。そして思っている以上に就職のハードルは低いです。それはアジア進出している企業の多くが日本人を求めていますが、実際に働きたいという日本人が十分足りていない状況が続いているためです。。企業は英語力の高い日本人を採用したいのですが、まだまだ十分に人材がいない状況です。そのため、たとえ現在英語力が低くても、頑張り次第では就職できる企業は幅広くあります。年齢で言うと
25歳~35歳ぐらいまでなら、ある程度の英語力(TOEIC550点ほど)があれば未経験でも就職できるチャンスは十分あります。
一方、
35歳以上になると英語力以外にも、これまで歩まれてきたキャリアの質も重要になってきます。また、海外就職に必要な英語力は国によって異なり、ご自身の英語力や今後のキャリプランによって選べることも魅力の一つです。例えばフィリピンでしたらTOEIC500点ぐらいでも就職先があります。英語を学びながら仕事をしたいのであれば、英語が公用語の一つであるフィリピンから始めるという選択肢も良いかもしれませんね。

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逆に海外就職のデメリットはありますか?

例えばフィリピンで
25歳の営業職であれば20万円程度の給料になるケースが多いです。額面で見ると、日本にいるときよりも落ちるという点ではデメリットと考えられるかもしれません。ですが、現地の生活費を考えると、日本で良い給料をもらうよりも、もっと貯金も出来る可能性もあります。海外で働く人の多くは、目の前の待遇で選ばれるのではなく、長期的なキャリアの展望を持って、経験とスキルを買いにいくくらいの心意気を持った人が多いですね。

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他にメリットはありますか?

起業したいと考えるならば、海外の方がチャンスはあります。理由としては、まず市場が圧倒的に伸びているという点が挙げられます。日本なら既に同業他社が数多くいるような業界でも、海外なら競合が少ない場合が多くあります。それに初期投資も国によっては
5分の1から10分の1程度で済む場合もあるので、ハードルは非常に低く、チャンスがあるのではないでしょうか。現在、私はASEANの起業家100人にインタビューをしようと思っており、既に何名かからお話を伺いました。インタビューをさせていただいた経営者の方々はいずれも優秀で魅力的な方ばかりでしたが、日本の経営者と比べて、圧倒的に秀でているわけではありませんし、特別なスキルを持っているわけでもありません。語学にしても、特別できなくても活躍されている経営者は数多くいらっしゃいます。私はもっと多くの方に海外で起業され活躍していただきたいと考えています。

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フィリピン留学がキャリアに与える影響はどのようなものがあるのでしょうか?

私は現在、フィリピン・セブの英語学校を
4年半ほど経営しているのですが、生徒と同じ宿舎で寝泊りをしています。その中の生徒で、留学に来て人生が変わったと言っていただける方もいらっしゃいます。私は海外での留学は人生を変える力があると思っています。なぜなら、人生を変えたいと思った場合、下記の4つの条件が揃えると実現できる可能性が高まるのですが、留学にはその4つの条件が揃っているからです。

1、現状を変えたい強い意志
2、日常と切り離された空間
3、人生を変えるために必要なリソース
4、志を伴にする仲間


もし、大きく人生を変えたいと思ったら、上記の条件を伴った環境を意識的に作られてはいかがでしょうか。特にフィリピン留学は少ない費用でマンツーマンレッスンを受講することができるため、現在ブームになりつつあります。

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最後に海外で働くということについてまとめていただけますか?

私は、現在の日本には重い閉塞感が横たわっていると感じています。。世帯収入は右肩下がりですし、今後の中長期的な明るい見通しもつかず、漠然とした不安を抱いているビジネスパーソンもいらっしゃるのではないでしょうか?これまでご支援をさせていただいた方の中には、日本ではいまいち仕事で活躍できなかったのに、アジアで就職をしたところ、大いに活躍されている方もいらっしゃいます。もちろん、全員にあてはまるわけではありませんが、海外で仕事をするという選択肢もあるということを知っていただければと思います。
人間は、努力しても報われないと思うと絶望を感じてしまいます。しかし、努力が報われると思うと希望を抱きます。そうやって前に進んでいくことで可能性が広がっていくと私は信じています。私は、留学をしたり、海外でのキャリアにチャレンジされる方がもっと増えていくと世の中は変わっていくと思います。
今後の日本の未来は必ずしも明るいとは限りません。しかし、目を世界やアジアに転じれば、そこには可能性に満ち溢れたフロンティアが広がっています。今後も志を伴にする仲間と共に、世界を舞台に活躍することを望む方々のサポートを行なっていきたいと思います。

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